胸キュン

3番ホーム、雨上がりの1ページ

3番ホーム、雨上がりの1ページ【第4話~第5話】

第4話:物語が動き出すカフェの片隅でハルキさんから借りた本は、美咲のバッグの中で、まるで宝石のように輝いていた。 見返しに押された「一ノ瀬」の蔵書印を見るたびに、胸の奥がきゅんとなる。(古本カフェ……どんなところなんだろう?)次の日、いつも...
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3番ホーム、雨上がりの1ページ【第1話~第3話】

第1話:君の指先、銀の鈴「……あ、もうこんな時間」駅へと続く坂道を走りながら、佐藤美咲は手首の時計を横目に小さくため息をついた。 都内のデザイン事務所でアシスタントとして働く彼女の毎日は、締め切りと修正依頼の繰り返し。おまけに「お人好し」な...